【美祢線に今後58億課金】すでに13億がムダ金…たが廃線せず
JR美祢線を2024年8月の上旬に見に行ってきた後、美祢線の復旧に58億円以上かかるという記事を見ました。
美祢線の被害自体は、2023年6月30日から7月1日にかけての夜間に発生。1時間に60ミリ以上の雨が降ったことにより厚狭川周辺で床上浸水などの被害が発生。
厚狭川にかかる鉄道橋の流失や線路の盛り土が流失するなど美祢線の鉄道施設も被害を受けています。
すでに代行バスで代替が可能なことがわかってしまったので、そのまま廃線でもいいのではないかと思いますが、美祢線の復旧問題をちょっと調べてみます。
2024年8月では代行バスで運行中
2023年6月の豪雨で被害の後、美祢線は全線で運休。現在は代行バスが運行されています。
厚狭駅から長門市駅までの全区間で代行バスと一部タクシーですでに代替が可能となっています。
美祢線の各駅の現況は、2024年8月5日に美祢線の全駅を撮影してきたので、こちらにページに掲載しています。
夏休み期間ということもあって、代行バスの乗客はそれなりにあったように見えました。
厚狭川の水害は2010年にもあった
厚狭川の氾濫ですが、2023年6月の前にもありました。2010年7月15日の未明に山口県内で集中豪雨が発生。厚狭川は一部で氾濫して美祢線の一部も被害を受けています。
この時には、山口県とJR西日本が負担して2011年9月26日に全線復旧しています。
2020年の集中豪雨では、湯ノ峠〜厚保駅間の厚第3厚狭川橋梁が流失するなどの被害がありましたが1年少しで復旧できています。
この時の復旧費用が13億円と言われています。
これから58億課金しますか
2024年8月29日の美祢市で、山口県、美祢市、長門市、山陽小野田市の関連自治体とJR西日本による復旧に関する会議が開かれたようです。
JR西日本から復旧には58億円以上が必要と報告があったそうです。しかも、厚狭川を管理する山口県による河川改修工事が終わってからの復旧開始となるようです。
JR単独での復旧は困難なのは明らかなのですが、58億円というのはすごい金額ですね。
厚狭川に河川改修に60億円が
厚狭川に関しては、厚狭川を管理する山口県が河川改修で60億円の予算で今後改修していく予定となっているみたいです。
工期は約10年で、堤防の改修強化に取り掛かるようです。今年の8月に見てきた時には、まだ河川改修に本格的に取り掛かっているようには見えなかったのですが、一部ではすでに工事が始まっている様子も見えました。
厚狭川の河川改修に予算が使われるのは分かるんですが、さすがに美祢線関連に多額の予算が投入されるのは考えものです。
58億円の追加課金か
JR西日本にしても、以前2010年の豪雨の際にも多額の費用を投入して、2023年に再度大規模な水害が発生している以上は、追加でホイホイお金を出すわけにもいかないでしょう。
今回も総額で58億円と言われる工事費の配分がどうなるのか検討が必要です。美祢線の利用者自体がそれほど多くないのに、今後復旧させる必要があるのか、かなり疑問に感じます。
2024年8月の段階ですでに代行バスで運用できているなら、それでいいのではないかという気もします。今後58億円投入して経済効果がそれほどあるのか、過疎地域の路線を維持する必要があるのか考える必要がありますね。
現状、バスで代替が可能となってしまった以上、美祢線は廃線するしかなさそうです。