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【激ヤバ3時間遅れ!!】萩エクスプレス東京行き最前列15時間乗車記録

 まず始めに、萩エクスプレスは通常遅れがあっても1時間程度です。今回のような3時間遅延はほとんどありません。複数の事情が重なったことにより発生したレアケースです。このページはバス運行会社さんを非難する内容ではありません。

 遅れはありましたが、大変快適なバス旅でした。今回は時間に余裕のある旅でしたので問題ありませんでしたが、たまにこういうこともありますので、午前中の予定は余裕をもたせた内容にしたほうが安心かもしれません。

楽天で座席指定無し予約→最前列司令官席へ

 今回の萩エクスプレス旅では、楽天トラベルを利用して予約しました。座席指定はできないみたいです。というか、いつも座席指定せずに乗ることが多いので、これまでハズレがなかったので今回もごく当たり前に座席指定なしでの予約でした。

 で、行きあたりばったり的に座席が割り当てられた結果、「司令官席」でした。

 3列シートの真ん中最前列。えーと、バスに乗ったら一番目に入る座席。なんとまぁ、こんな席にあたることもあるのかと思いましたが、これはこれでまぁ仕方ない。

 高速バスの座席に関しては、とにかく最前列はやめておいたほうが良い、という意見が多いのですが、これには賛成です。窓側の最前列の2席は、とにかく足元が狭い。窓側が理想なんていうことは、もはや当たり前ではあるのかもしれませんが、最前列だけは足元が狭く、たいてい朝バスを降りてからヒザが痛いことに気づくことが多いので、とりあえず最前列だけはやめたおいたほうが良いかと思います。

 今回割り当てられた最前列真ん中の司令官席については、正直通路にはみ出してしまえば問題ないので個人的にはほとんど気になりませんでした。ただ、途中のサービスエリアでの休憩時や乗車時のお客さんからほぼ丸見えになってしまう位置なので、あまりおすすめはしませんが。

19時40分防府駅を定時出発

 そんな今回の萩エクスプレスの旅は、山口県防府市のJR防府駅前からスタート。防府駅というのは、山口県のほぼ真ん中あたり。とくに見る所もないそうなので、観光はせず知り合いのところに行ってご飯にいったりドライブにいった程度。

 で、その後の東京までの帰宅の道のりです。新幹線で帰ってもよかったわけですが、今回は高速バスが面白そうだなと思ったので選んでみました。

 萩エクスプレスは、全国の高速バス路線の中でもかなり上位の長距離路線です。

 全国最長高速バスは、水曜どうでしょうで有名になったキングオブ深夜バス「はかた号」の東京バスタ新宿から博多バスターミナルまでの約1100キロメートル。時間は14時間。

 萩エクスプレスは、走行距離1013キロメートル、14時間と距離は短いものの、走行時間はほぼ同じ。今回乗車する防府駅からだと12時間程度です。

 そんな萩エクスプレスに乗車。荷物はトランクルームにキャリーバックを預けて座席には小さめのカバンだけ持ち込みます。トランクルームへの預かりでは、紙のタグをつけてくれるので、降りた際には引き換えとなります。

 防府駅を定刻の19時40分に乗車して、すぐに発車。

車内WiFiと充電コンセント

 車内は、かなり空きが目立ちましたが、この先徳山駅や岩国駅で乗車する人が多いのかなと思いましたが、それでも後ろの席はほぼ満席で前列周辺は空きが多かった印象です。

 座席は、3列タイプのリクライニングできるシート。真ん中最前列の司令官席だと、前面展望はこんな感じです。夜は宮島サービスエリアまではカーテンが開いていますので、最前列のなかなかいい展望が楽しめます。

 コンセントは、座席の右側に100Vタイプのコンセントがあります。USBタイプの充電コネクタではないので、コンセントタイプの充電器を車内に持ち込んでおく必要あり。

 ヒジ掛けには、小型のテーブルが収納されているので開くとこんな感じになります。

 車内には、WiFiが飛んでいます。防長バスのフリーWiFiが接続可能です。利用にはメールアドレスが必要です。回線速度は、山間部では140Kbps程度ですが、岩国を過ぎてからはほぼ1.4Mbps以上出ていました。

リクライニングと仕切りカーテン

 シートは、割と倒れ込むタイプですが、後ろのシートとの兼ね合いでそこまで倒すことはできないことが多いようです。窓側の席には仕切り用のカーテンがあります。

 リクライニングに関して言えば、今回は後ろの2列目の座席が誰もいなかったので、完全に倒すことができました。フルフラットまではいきませんが、4列で座席をほとんど倒すことができない夜行バスに乗ったこともありますので、それと比べるとはるかにマシです。

途中トイレ休憩は宮島と足柄サービスエリア

 徳山駅、途中のインターチェンジのバス停、岩国駅前に停車しながら広島に入って大竹インターバス停を過ぎると次の停車は、霞が関となります。

 ただ、途中のサービスエリアでトイレ休憩があります。車内にもトイレがありますが、走行中の通路移動とトイレはかなり神経を使うので、できるだけサービスエリアの休憩でトイレを済ませておく方がいいような気がします。

 まずは、宮島サービスエリアで休憩。次の休憩は、翌朝の東名足柄サービスエリアとなります。

消灯時間は宮島SA発22:40

 出発から2時間と少し、山陽自動車道に上がってしばらく走行して22時03分に宮島サービスエリアに到着。ここで15分の休憩となります。

 ここでは、特にトイレ休憩や歯磨きなど、寝る準備を念入りに。エア枕が必要な方は早めに膨らませておきましょう。

 22時18分、宮島サービスエリアを出発。この後車内アナウンスが入り、22時40分に車内消灯となります。運転席後ろのカーテンもこの時に閉められます。

 以後、就寝。

東京料金所まで渋滞10キロ×2

 とりあえず6時前には目が覚めてしまったので、スマホをちょくちょくみながら、時間をつぶします。

 すでにこの時点で遅れているのはなんとなくわかっていたので、ぼんやりリクライニングした座席で過ごします。

 7:03足柄サービスエリア到着。この時点で1時間程度の遅れ。どうも夜中に名神と東名で事故渋滞にハマったらしく、新東名ではなく東名を走行したとアナウンスが入っていました。

 とりあえず、朝の足柄サービスエリアで休憩。朝のコーヒーを飲みます(自販機)。今回乗車したバスの隣りに、2号車?というのかラッピングされた萩エクスプレスも止まっていました。目的地は同じく東京駅。

 ここから先は、すでにスマホの渋滞情報でキャッチしていた情報どおり東名の東京料金所まで2ヶ所10キロずつの渋滞が発生している様子で、大幅な遅れの発生は確実。急ぐ旅ではないので、問題はないのですがどうも乗客の中には時間が気になる方もいらっしゃるみたいでした。

7時18分、足柄サービスエリア出発。すぐに東名高速道路上で渋滞に巻き込まれます。

10時40分用賀PA着

 途中、東名の用賀(ようが)パーキングエリアに停車。急ぐ方は、ここで降りた方が都内へは早く入れます。ここから徒歩10分程度で東急田園都市線の用賀駅に着きます。

 で、ココで降りる方もあって、即発車。時間は10時40分。用賀パーキングを出発。この時間では、すでに都心へ向かう高速は渋滞です。

 この後も、断続的に首都高速でノロノロ運転が続きながら、ようやく霞が関インターへ。

 今回は、霞が関のバス停で降りる人がいないので、一気に終点の東京駅へ。と、なるはずが都心の霞が関周辺はいろいろと物騒でして。乗車した8月9日の朝も含めて、8月15日が近くなると靖国神社周辺で黒塗りの大型バスがウロウロすることが多くなります。

 この日も、霞が関周辺道路では、警視庁の機動隊が3車線の道路を1車線に絞って交通規制。夜行高速バスといえどもすんなりとは通れないわけです。

 そんなこんなで東京都心をノロノロ進みながらいよいよ終点の東京駅へ。

11時48分東京駅日本橋口到着

 名神、東名、都心での渋滞をくぐり抜けて、11時48分に東京駅の日本橋口に到着。時刻表では、8時24分に東京駅到着となっていましたが、3時間24分遅れでの到着となりました。

 とりあえず無事に到着したので、良しとしたいところですが、これだけ事故や渋滞が重なることは珍しいようです。

 荷物を引き取って、東京駅構内へ移動して無事電車で帰宅。

ここまでの遅延はほぼ無し

 萩エクスプレスが3時間も遅れることはまずありません。通常、事故渋滞が発生した場合でも1時間から1時間半程度の遅れしか発生しないそうなので、今回は乗務員さんもバス会社と連絡をとったり大変そうでした。

 12時間の予定で乗車したものの、15時間以上とキングオブ夜行バスはかた号を超える時間になってしまいましたが、これもまた経験の一つ。

 バスの車内は夏の暑い中でもエアコンが効いて大変快適でした。東京駅に朝着いたら、どこかでモーニングでも食べようと思っていたら、実際はランチタイムになっていただけの話です。

 次の予定や移動時間がキツキツだと高速バスや夜行バスは選択肢から外したほうが良いかもしれません。予定に余裕がある場合には、今回の萩エクスプレスのような長距離の高速バスだと寝ている間に目的地まで着いてしまうのでおすすめできる移動手段です。

萩エクスプレスなどの長距離夜行バスでは、こういうこともあるんだということで、参考になるかはわかりませんが、記事にしてみました。